長い人生を生きてきて仕事を探す時、できればずっと一つの仕事を長くやれなかったのか、と思うのです。そうすればこんなに就活に苦労することはないのにと。女性の仕事は男性の場合と違い、一つの仕事に命をかけるほどのものはないと思います。たかが一般事務、だれにでもできる仕事。それに命をかけるほどのものがあるとは思えません。ならば職種によっても違いはあるかもしれません。もし私の仕事が総合商社の営業アシスタントからもっと勉強をして商社の営業職にキャリアを積んでいたとしたら、違っていたかもしれません。しかしそれでも良い面もあったことも知っています。いろんな会社を見ることができ仕事も経験できたからです。一つの会社にいれば安定した収入も期待できたであろうし、定年まで働けばそれなりのものももらえたろうにという思いもあります。キャリアを積んできた女性の人を見ると、大変だったろうなあと思う気持ちとその環境を羨ましくも思えます。そこで“女性の仕事でキャリアをつむ”には、仕事の種類と環境と導いてくれる人との良い出会いと自分の仕事にたいする情熱があるかないかで、左右されるのではという考えにいたりました。キャリアを積んできた女性にはそういうものが揃っていたのではないでしょうか。他力本願ではありますが、もっと違う人生はなかったのかと思う時ひょっとしたらどこかでそういうチャンスはあったのかもと思います。これから人生を選んでいく女性に言いたい、どんなことがあっても“こうなりたいという夢は捨てない事”を忘れないで。そこから自分の人生をデザインしていってください。そこには仕事も結婚も妊娠出産と問題は山積みされています。それでも自分の人生を大切に生きていって欲しいです。いつか叶う夢のために。